2008年7月7日月曜日

何故ドバイでなく、ラスアルハイマか?その弐


ドバイはやばい?!
ドバイの経済は、観光、小売り、インフラ、交通、物流等の分野を中心に、引き続き好調な発展を遂げている、一方、幾つかの不安定要因も存在する。内的な要因としては、急速な経済成長のひずみとして生じている工事労働者の労働環境、家賃の高騰、交通渋滞、UAE国籍者の教育・就労問題等は引き続き深刻な状況下にある。外的の要因としては、油価の見通し、米国におけるサブ・プライム問題及び米ドル価値の変動の影響、近隣地域の情勢などがある。
ラス・アル・ハイマはグッドRAK!!
他の首長国においても、概して着実な経済成長の足跡が見られるが、特にラアス・ル・ハイマ首長国の発展振りが目立ち注目されている。不動産・観光分野における積極的な投資誘致活動等が効果を上げ、同首長国の昨年のGDPは、前年比20%増の111億ディルハムに達した、同年12月には日本メッシュ工業社が同首長国フリーゾーン内に工場を開設したが、これは我が国の製造工場がUAEに進出する最初の例となった。
今まで、ラス・アル・ハイマ首長国における日本企業の参加はさほど目立っていなかったが、上述のように日本企業進出に動きが徐々に見られ始め、更にこれから物価や不動産が急騰したドバイを避けて会社事務所の開設(または住居移転)を検討している企業が増えつつある。