2008年6月28日土曜日

私がRAKで設立協力した会社が在ドバイ日本総領事館のHPに紹介されました。

日本企業製造工場の初UAE進出
07年12月、ラアス・ル・ハイマ首長国工業フリーゾ-ンに、日本メッシュ工業が工場を開設しました。UAEに進出している日本企業としては初の製造工場となります。12月13日に行われたオープニング式典では、同首長国の首長家からファイサル・ビン・サクル・カシミ殿下(ラアス・ル・ハイマ首長国副首長兼財務長官兼フリーゾーン長官)他が、また日本からは後藤英一社長他が出席しました。

同工場では、工業用メッシュ製品の開発技術を活かし、当地で需要の高い海水淡水化用のメッシュ・デメスターを製造しています。日本人の代表者の下に8人の従業員(全てスリランカ人)を抱え、工場1日の稼働でデミスター生産量は200kgに達します。同社の製品は、あらゆるタイプのプラントに対応可能という点に加え質が高いことが特徴で、UAE国内、サウジアラビア、クウェートを主な市場としています。

ラアス・ル・ハイマ首長国は、海外からの製造業の誘致に熱心なことで有名で、上記の工業フリーゾーン(注:同首長国にはその他に技術、商用フリーゾーンも存在)には既に約300社が進出しています。ドバイと比べ格段に安い生活費、南アジア系の安価な人件費の労働者雇用(経済特区ならではの利点)、フリーゾーン関係者の積極的な協力姿勢、ドバイから車で1時間の利便性等が、同地への工場進出の魅力となっているようです。

当地では、日本の高度な技術に対する期待はとても高いものがあります。今後、日本の中小企業(製造業)が進出する上で、同社の前例は一つの指針となるかと思います。
http://www.dubai.uae.emb-japan.go.jp/

2008年6月27日金曜日

RAKにて人工浮島で太陽発電=スイスの研究所がプロジェクト

【ジュネーブ2日時事】スイスの民間研究所CSEM(本部・ニューシャテル州)が太陽発電を行う人工の浮島を海上に建設するプロジェクトに取り組んでいる。強い日差しを遮る障害物のない海上で効率よく太陽発電を行う試みで、2010年代初頭の実用化を目標に、研究開発を進めている。
プロジェクトが進められているのは、アラブ首長国連邦(UAE)を構成する首長国の1つ、ラスアルハイマ。07年5月にラスアルハイマ当局に太陽発電の浮島構想を説明し、500万ドル(約5億6500万円)の資金提供を含めたプロジェクト推進への支援を取り付けた。
プロジェクトでは、直径5キロの円形の浮島に太陽の熱エネルギーを集めて貯蔵する設備を設置。熱エネルギーによって蒸気を発生させたり、水素を取り出したりして、発電に活用することを想定している。直射日光の強い昼間に熱エネルギーを蓄えておくことで、夜間の発電にも利用できるという。(時事通信 2008/01/02)